2020年12月にNTTドコモが発表した「ahamo」を皮切りに、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO」と、ついに出揃った大手携帯3キャリアの新料金プラン。
しかし、いずれもデータ容量20GBで月額3,000円ほどの似通ったプランであるため、「それぞれの新プランは何が違うの?」「どこが1番おすすめ?」「契約する際の注意点は?」など、どれがいいのか混乱してしまいますね。
結論から言えば、いずれもデータ容量や料金に大きな違いはなく、通信速度や安定性は変わらないキャリア回線ですが、それぞれが利用者の使い方に合わせた「+α」の特徴を持つため、どの特性が自分に合っているかで選びましょう。
このページでは、携帯大手3キャリアの新料金プランを徹底比較し、初心者にも分かりやすくそれぞれの特徴と違い、新プランのデメリットと注意点、乗り換えや申し込み方法に加え、楽天モバイルや格安SIMと比較した上で、最もおすすめのプランをご紹介します。
Contents
すべてが分かる!大手携帯キャリアの新プラン比較
細かな違いを解説する前に、まずはドコモの「ahamo(アハモ)」、auの「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」をまとめた比較一覧表で全体を把握しましょう。
プラン名 | ahamo | povo | LINEMO |
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
提供開始日 | 2021年3月26日 | 2021年3月23日 | 2021年3月17日 |
申し込み窓口 | オンラインのみ | オンラインのみ | オンラインのみ |
月額基本料金 | 2,700円 (税込2,970円) |
2,480円 (税込2,728円) |
2,480円 (税込2,728円) |
データ容量 | 20GB | 20GB | 20GB |
通信制限下の速度 | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
国内通話料 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 |
通話定額オプション | ・5分以内の通話かけ放題(無料) ・かけ放題(月1,000円) |
・5分以内の通話かけ放題(月500円) ・かけ放題(月1,500円) |
5分以内の通話かけ放題(月500円) ・かけ放題(月1,500円) |
留守番電話サービス | × | × | × |
キャリアメール | × | × | × |
+メッセージ | 〇 | 〇 | × |
キャリア決済 | × | 〇 | 2021年4月中旬 提供予定 |
家族割 | カウントのみ | カウントのみ※ | × |
海外利用 (ローミングデータ容量) |
20GBまで無料 | 提供予定 | 2円/1KB (パケットし放題:0~1,980円/日) |
5G対応 | 〇 | 2021年夏 提供予定 |
〇 |
eSIM | × | × | 〇 |
テザリング | 〇 | 〇 | 〇 |
店舗サポート | × | × | × |
最低契約期間 | なし | なし | なし |
解約金 | なし | なし | なし |
比較ポイント | 5分かけ放題込み最安 国際ローミング無料 |
24時間データ使い放題/200円 | LINEカウントフリー |
※カウントのみ…新プランでの割引等はないが、契約者数としてはカウントされる。auでは2021年夏までに契約した早期申込特典。
当初は、先行した「ahamo」が5分かけ放題付きで月額料金2,980円(税込3,278円)でしたが、追随した「povo」「LINEMO」が5分かけ放題を月額500円のオプションとし、月額料金2,480円(税込2,728円)で発表し、あまり内容的に差はありませんでした。
するとNTTドコモがプラン内容をそのままに、月額料金を280円下げ、2,700円(税込2,980円)で新プランがスタートする形になりました。
(2021年4月現在)いずれもすでに提供が開始され、オンライン(Web)上で申し込むことができます。
新プランと従来の料金プランとの違い
今回の新プランが従来の料金プランと大きく違うのは、格安スマホのように自分のことは自分で解決できるちょっとITリテラシーが高い人向けの料金プランであるということです。
従来の料金プランと比較して、新プランの特徴をまとめると以下の通り。
- 申し込みはWeb(オンライン)のみ
- 店頭での申し込みとサポートはない
- キャリアメールの提供はなし
- 留守番電話サービスがない
- 家族割や光回線とのセット割もなし
「ahamo」「povo」「LINEMO」の新プランは、従来の料金プランのように店舗で一からサポートしてもらうことはできません。
そのため、申し込みからサポートまで全てオンラインで行う代わりに、基本料金が安くなったプランとイメージするとわかりやすいでしょう。
また、キャリアメール(@docomo.ne.jp、@au.com、@softbank.ne.jp)は使えなくなるため、オンラインショップやファンクラブ、登録型サービスなどで利用していた人は「@gmail.com」などのフリーメールを活用する必要があります。
一番安いのは?結局どこにするべきか
3社の新料金プランでは、上記の比較表を見ると5分かけ放題を付けた状態ではドコモの「ahamo」が他より280円安い最安料金ですが、5分かけ放題がいらなければ「povo」「LINEMO」の方が安くなります。
今ではインターネット回線で行うLINE電話が主流になりつつあるため、ガラケーの家族がいる、もしくは通常の電話をするかどうかが「かけ放題」を選ぶポイントでしょう。
とはいえ月280円ほどの差であるため、「比較ポイント」となるそれぞれのサービス特徴で選ぶことが、「どこにすべきか」に対する答えです。
- 海外でも使いたいなら「ahamo」
- 220円/24時間データ使い放題の「povo」
- LINEカウントフリーの「LINEMO」
新料金プランの先駆けとなったNTTドコモの「ahamo」は、5分かけ放題付きで税込3,000円以内のシンプルなワンプランであり、現時点では唯一「国際ローミングが20GBまで無料」です。
地方や山間部などを含めた全国の繋がりやすさはお墨付きであり、シンプルに使いやすくて、海外利用も視野に入れているのであれば「ahamo」がおすすめです。
一方、auの「povo」ではデータ容量を使い切ったときに、追加で24時間使い放題になるオプションを一回200円で用意しています。日々データ容量に追われている人や急になくなった際の保険として活用したい人には「povo」がおすすめです。
ソフトバンクの「LINEMO」には、LINEの通話やトークがデータ通信量に含まれない「カウントフリー」が初めから搭載されているため、LINEの利用が多い人には「LINEMO」がお得になります。
また、「povo」は3社で唯一「キャリア決済」に対応しており、「LINEMO」は700万種類以上のスタンプが使い放題になるLINEスタンププレミアム(ベーシックコース)が無料です。その他、「povo」と「LINEMO」は基本料金や通話オプションは同じであるため、どちらの特徴で使いたいかで選びましょう。
ahamo(アハモ)のデメリットと注意点
ahamo(アハモ)と従来プランの「ギガホ」や「ギガホライト」との違いは、手続きやサポートは全てオンラインというだけでなく、ドコモ特有の「家族割」がないことです。
ただし、「ahamo」プラン自体に割引はありませんが、「ファミリー割引」の契約回線にはカウントされるため、家族が「ギガホ」等の通常プランの場合、1人が「ahamo」でも契約数としてカウントされ、通常プランの家族の方は割引されます。
また、「ahamo」を契約する際には以下3つのことが必要になります。
- dアカウントの発行
- dポイントクラブへの入会
- オンライン発行dポイントカード番号登録
上記手続きは、申し込み画面で案内に従っていけば手続きできますが、すでに会員である場合は用意しておくと申し込みがスムーズです。
また、「ahamo」の契約には以下の注意点があります。
- d払い残高の移行には550円かかる
- 現在データ専用の人は音声プランに切り替えてから変更
- 請求書支払いはできない
- キャリア決済は不可
- 未成年契約不可
全プランで共通の「キャリアメール」や「店舗サポート」がないことに加え、「spモード」「ドコモ電話帳」「データ保管BOX/dフォト」「いちおしパック」「シェアパック」「イマドコサーチ」「ワンナンバーサービス」も利用できません。
povo(ポヴォ)のデメリットと注意点
povo(ポヴォ)と従来プランの「使い放題MAX」や「ピタットプラン」との違いは、手続きやサポートは全てオンラインで、「家族割」などの各種割引もないことです。
ただし、「家族割プラス」に関してはahamo同様、カウント対象にはなりますが、「povo」の場合は夏までに申し込んだ早期加入特典となることに注意しておきましょう。
適用されなくなる主な割引サービスは以下の通りです。
- 家族割プラス(2021年夏までに加入すればカウント対象)
- auスマートバリュー
- 家族間通話・SMS利用料の家族割引
- スマイルハート割引
また、「20GBも使わない」「家にWi-Fiがあるから3GBでも充分」というライトユーザーには、「ピタットプラン」や「UQモバイル」の方が安くなります。
「povo」の契約における注意点は以下となります。
- 一部端末は4月受付
- ナンバーシェア、スマホセット割は適用外
- タブレットデータシェアプランなどは事前に料金プランの変更が必要
- データの繰り越しができない
- 未成年は契約不可
「UQモバイル」と迷っている場合は、「3GB以上のデータ容量を使うか」「端末もセットで購入したいか」という点をポイントにするとよいでしょう。
LINEMO(ラインモ)のデメリットと注意点
LINEMO(ラインモ)と従来プランの「メリハリ無制限」や「ミニフィットプラン+」との違いは、2社と同じく手続きやサポートは全てオンラインで、「家族割」などの各種割引やカウント数もありません。
基本的には他2社にあるデメリットと同じですが、ソフトバンクの「LINEMO」だけは唯一、家族割のカウント対象にならないことに注意しておきましょう。
適用されなくなる主な割引サービスは以下の通りです。
- みんな家族割
- おうち割 光セット
また、「LINEMO」の契約には以下の注意点があります。
- 支払いは本人名義のクレジットカードのみ
- ソフトバンクからの移行でもSIMロック解除が必要
- android端末は動作未確認が多い
- 端末サポートは対象外
- キャリア決済は未対応
- Apple Watchのセルラー通信は非対応
- LINEの一部サービスはカウントフリー対象外(ニュース記事、位置情報の共有、LINEライブ
- 18歳未満は契約不可
「Y!mobile(ワイモバイル)」と迷っている場合は、データ容量の15GBを基準にするとよいかもしれません。月間データ容量が15GB以下であれば、「ワイモバイル」の方が安くなります。
ahamo・povo・LINEMOはいつから?
2021年4月時点で、「ahamo」「povo」「LINEMO」のいずれも申し込み・契約が可能です。
契約は全てオンライン(Web)上なので、公式サイトから申し込みましょう。
ahamo・povo・LINEMOの対応機種
「ahamo」「povo」「LINEMO」ではそれぞれ、公式サイトで対応機種(端末)を公表しています。
基本的にはいずれも、iPhoneであれば2014年登場の「iPhone 6s」「iPhone 6 Plus」以降から利用できます。
また、端末をセットで販売しているのは現時点では「ahamo」のみで、対応機種のうち以下の3機種に限りオンラインで販売しています。
- iPhone 11
- Xperia 1 II SO-51A
- Galaxy S20 5G SC-51A
新料金プランに乗り換えるついでに端末もセットで購入したい人、対応機種の選定や購入に不安がある人は「ahamo」の契約をおすすめします。
ahamo・povo・LINEMOへの乗り換え・変更方法
「ahamo」「povo」「LINEMO」に乗り換える手順は大きく、以下の2つに分けられます。
- 現在契約している携帯会社での手続き
- 新しく契約する携帯会社での手続き
現在契約している携帯会社での手続きでは、今使っている電話番号を引き継ぐための「MNP予約番号の取得」と「SIMロック解除」が必要になります。
MNP(ナンバーポータビリティー)予約番号とは、これまで使っていた電話番号をそのまま利用するために発行される引換券のようなもので、このMNP予約番号には発行から15日間の有効期限があり、この有効期限内に他社へ申し込んで乗り換えを行います。
SIMロック解除とは、その携帯会社で購入した端末を他社の回線でも使えるようにする手続きで、各社オンライン(公式サイト)にて無料で手続きできます。(即日完了)
このSIMロック解除を事前に行っておかないと、SIMカードを入れ替えても利用できません。
なお、Appleや中古ショップ等で購入した「SIMフリー端末」は手続き不要です。
ahamo(アハモ)
ahamoへの乗り換える場合、以下2つのパターンがあります。
- 他キャリア:新規乗り換え
- ドコモユーザー:プラン変更
上記の順で、それぞれの乗り換え手順を解説していきます。
他キャリア→新規乗り換え
他の携帯会社(キャリア)から、電話番号を引き継いで乗り換える手順は以下の通りです。(まずは全体の流れを把握しましょう)
- 現在の携帯会社でMNP予約番号を取得
- 端末のSIMロック解除(申し込み後でも可)
- ahamo公式サイトで「申し込み」へ進む
- 今のスマホをそのまま使うなら「SIMのみを購入」で次へ
- 「他社からの乗り換え(MNP)」を選択
- かけ放題オプションの有無を選択して次へ
- スマホの対応端末を確認して「手続きへ」
- dアカウントでログイン(ない場合は新規作成)
- 取得した「MNP予約番号」を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 支払い方法を「クレジットカード」「銀行口座振替」から選択
- 契約の注意事項を確認して「同意」する
上記で申し込みは完了です。
申し込み完了後は、数日程度で「SIMカード」が届くので、今の端末にSIMカードをセットして「APN」というネットワーク設定を行えば切り替えが完了します。
SIMカードが届いてからの進め方は同封書類に記載されていますが、格安SIMやどのキャリアでも同じなので、詳しくは「格安SIMへの乗り換え方法と全体手順|SIMカードを端末に挿入」を参考にしてみてください。
ドコモユーザー:プラン変更
現在ドコモを利用している場合はプラン変更では、手順は乗り換えとほぼ同じですが、「MNP予約番号」「SIMロック解除」が必要ありません。
ドコモユーザーがプラン変更する場合は、SIMカードはそのまま利用するため、SIMカードの差し替えも不要になります。
プラン変更の手順は、以下の通りです。
- 事前に利用できなくなるサービスを変更・廃止
- ahamo公式サイトで「申し込み」へ進む
- 「docomoを契約中の方」で「プラン変更」を選択して次へ
- dアカウントでログイン(ない場合は新規作成)
- プラン変更の流れと対応機種を確認して「手続きへ」
- 手続きに関する注意事項を確認して「はい」をクリック
- 「ahamo」プランと「オプション」などを選択し「次へ進む」
- 契約の注意事項を確認して「同意して次に進む」をクリック
- 手続き内容を確認し「この内容で手続きを完了する」をクリック
上記で申し込みは完了です。
申し込み完了後は、数分~数時間程度で「ahamo」へ自動で切り替わります。
なお、「dアカウント」へのログインで本人確認が完了するため、本人確認書類も必要ありません。
povo(ポヴォ)
「ahamo」同様、povoへの乗り換える場合は以下2つのパターンがあります。
- 他キャリア:新規乗り換え
- auユーザー:プラン変更
上記の順で、それぞれの乗り換え手順を解説していきます。
他キャリア→新規乗り換え
他の携帯会社(キャリア)から、電話番号を引き継いで乗り換える手順は以下の通りです。(まずは全体の流れを把握しましょう)
- 現在の携帯会社でMNP予約番号を取得
- 端末のSIMロック解除(申し込み後でも可)
- povo公式サイトで「お申し込み」へ進む
- SIMカードを選択(通常はau ICカード)
- 利用する機種が「iPhone」か「Android」を選択
- 「au ID」の有無を選択(なくても大丈夫)
- 取得した「MNP予約番号」を入力
- 契約内容などの必要事項を入力
- 契約内容を確認
- 本人確認書類をアップロード
- 契約の注意事項を確認して「同意」する
上記で申し込みは完了です。
申し込み完了後は、数日程度で「SIMカード」が届くので、今の端末にSIMカードをセットして「APN」というネットワーク設定を行えば切り替えが完了します。
SIMカードが届いてからの進め方は同封書類に記載されていますが、格安SIMやどのキャリアでも同じなので、詳しくは「格安SIMへの乗り換え方法と全体手順|SIMカードを端末に挿入」を参考にしてみてください。
auユーザー:プラン変更
現在auを利用している場合はプラン変更では、手順は乗り換えとほぼ同じですが、「MNP予約番号」「SIMロック解除」が必要ありません。
ahamo同様、auユーザーがプラン変更する場合は、SIMカードはそのまま利用するため、SIMカードの差し替えも不要になります。
プラン変更の手順は、以下の通りです。
- povo公式サイトで「申し込む」へ進む
- 次ページで「My au」にログイン
- プランやオプションを選択
- 契約約款などを確認して「同意して次に進む」へ
- 契約の注意事項を確認して「同意」にチェック
- 契約内容の確認方法を「WEB」か「書面」を選択
- 最後に「プラン変更を申し込む」をクリック
上記で申し込みは完了です。
申し込み完了後は、数分~数時間程度で「povo」へ自動で切り替わります。
なお、「My au」へのログインで本人確認が完了するため、本人確認書類も必要ありません。
LINEMO(ラインモ)
上記2社同様、LINEMOへの乗り換える場合は以下2つのパターンがあります。
- 他キャリア:新規乗り換え
- ソフトバンクユーザー:プラン変更
上記の順で、それぞれの乗り換え手順を解説していきます。
他キャリア→新規乗り換え
他の携帯会社(キャリア)から、電話番号を引き継いで乗り換える手順は以下の通りです。(まずは全体の流れを把握しましょう)
- 現在の携帯会社でMNP予約番号を取得
- 端末のSIMロック解除(申し込み後でも可)
- LINEMO公式サイトで「申し込む」へ進む
- 「今の電話番号をそのまま使用する」と会社を選択
- 下部の「サービス選択に進む」をクリック
- 必要であれば「かけ放題オプション」を選択
- お客様情報と取得した「MNP予約番号」を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 契約の注意事項を確認して「同意」する
上記で申し込みは完了です。
申し込み完了後は、数日程度で「SIMカード」が届くので、今の端末にSIMカードをセットして「APN」というネットワーク設定を行えば切り替えが完了します。
SIMカードが届いてからの進め方は同封書類に記載されていますが、格安SIMやどのキャリアでも同じなので、詳しくは「格安SIMへの乗り換え方法と全体手順|SIMカードを端末に挿入」を参考にしてみてください。
ソフトバンクユーザー:プラン変更
現在ソフトバンクを利用している場合はプラン変更では、手順は乗り換えとほぼ同じですが、「MNP予約番号」が必要ありません。
しかし、ソフトバンクで購入した端末の場合は「SIMロック解除」は必要なので、以下の通りに進めましょう。
- SIMロック解除(申し込みログイン時でも可)
- LINEMO公式サイトで「申し込む」へ進む
- 「今の電話番号をそのまま使用する」とソフトバンクを選択
- 下部の「My Softbankにログインする」でログイン
- 下部の「サービス選択に進む」をクリック
- 「お客さま情報の入力に進む」をクリック
- 契約の注意事項を確認して「同意」する
上記で申し込みは完了です。なお、「My Softbank」へのログインで本人確認が完了するため、本人確認書類も必要ありません。
申し込み完了後は、数日程度で「SIMカード」が届くので、今の端末にSIMカードをセットして「APN」というネットワーク設定を行えば切り替えが完了します。
SIMカードが届いてからの進め方は同封書類に記載されていますが、MNP乗り換え時と同じ方法です。
3社の新プランは楽天モバイルと比較すると?
「ahamo」「povo」「LINEMO」の3つを比較してきましたが、ここで気になるのが月額基本料1年無料※を打ち出していた「楽天モバイル」ですね。
※楽天モバイルの1年間無料キャンペーンは終了し、現在は3ヵ月無料です。
楽天モバイルも3社の新プラン同様の料金プランで、以下のような特徴があります。
- 月額基本料が3ヵ月無料(キャンペーン中)
- 1GBまで無料、20GB~最大月2,980円(税込3,278円)
- 20GBを超えても楽天回線エリアは無制限
- 国内かけ放題はアプリ利用で無料
- 楽天回線エリア外はパートナー回線と切り替わる(月5GB)
- 最低利用期間や解約違約金もなし
- 製品購入や毎月の支払に楽天ポイントが使える
楽天モバイルは第4のキャリアとして基地局を設け、そのエリアを次々と拡大しており、月額料金が~1GB/無料、~3GB/980円(税込1,078円)、~20GB/1,980円(税込2,178円)となり、20GBを超えても最大2,980円(税込3,278円)とお得です。
楽天回線エリアではどれだけ使っても無制限ですが、まだ未対応地区に関してはパートナー回線(docomo/au/Softbank)に切り替わり、その場合は月5GBまで制限されます。(エリア外でも楽天回線は1Mbpsで使える)
それぞれのプランで比較すると、以下の通りです。
←左右にスクロールできます→
プラン名 | ahamo | povo | LINEMO | 楽天モバイル |
申し込み窓口 | オンラインのみ | オンラインのみ | オンラインのみ | オンライン/店舗 |
月額基本料金 | 2,700円 (税込2,970円) |
2,480円 (税込2,728円) |
2,480円 (税込2,728円) |
0円~2,980円 0円~3,278円(税込) |
データ容量 | 20GB | 20GB | 20GB | 楽天エリア:無制限 他エリア:5GB |
通信制限下の速度 | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
国内通話料 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 |
通話定額オプション | ・5分以内の通話かけ放題(無料) ・かけ放題(月1,000円) |
・5分以内の通話かけ放題(月500円) ・かけ放題(月1,500円) |
・5分以内の通話かけ放題(月500円) ・かけ放題(月1,500円) |
・国内通話し放題 (アプリ利用時) ・国際かけ放題 (月980円) |
留守番電話サービス | × | × | × | 〇(無料) |
キャリアメール | × | × | × | 2021年夏頃 提供予定 |
海外利用 (ローミングデータ容量) |
20GBまで無料 | 提供予定 | 2円/1KB (パケットし放題:0~1,980円/日) |
月2GBまで |
5G対応 | 〇 | 2021年夏 提供予定 |
〇 | 〇 |
eSIM | × | × | 〇 | 〇 |
テザリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
店舗サポート | × | × | × | 〇 |
最低契約期間 | なし | なし | なし | なし |
解約金 | なし | なし | なし | なし |
比較ポイント | 5分かけ放題込み最安 国際ローミング無料 |
24時間データ使い放題/200円 | LINEカウントフリー | 最大月3,278円で使い放題 店舗サポートあり 楽天ポイントで支払い可能 |
上記を比較すると、月間データ容量が20GBまでなら「楽天モバイル」が月1,980円(税込2,178円)で最安値です。
さらに楽天モバイルでは、月額基本料3ヵ月無料キャンペーンを実施しているため、さらにお得に利用することができます。
まだ楽天回線が未対応の地域もありますが、その場合は大手キャリア回線に切り替わるので安心して使えるでしょう。
月3~5GBで十分なら新プランより格安SIMの方が安い
料金プランやオンライン手続きなど、ほぼ格安SIMと同じになった新料金プランですが、実際に「格安SIM」と比較するとどうなのか気になりますね。
結論から言えば、格安SIMは12~13時のお昼や18~19時の時間帯は回線速度が低下しますが、データ容量が10GB程度なら月2,000円弱、3~5GB程度なら1,000円ちょっとで済みます。
そのため、家にWi-Fiがある場合や、普段使いであまりデータ通信量が必要ないのであれば「格安SIM」の方がおすすめです。
おすすめは私も使っている「mineo(マイネオ)」か、家族で使うと全員合わせて6,000~7,000円程度で済む「IIJmio(みおふぉん)」です。
ちなみに、自社回線を持つサブキャリアの「ワイモバイル」と「UQモバイル」は、厳密には格安SIMではないため比較対象から外しましたが、15GB以内なら大手3社の新プランより安くなります。
ahamo・povo・LINEMOの比較まとめ
「ahamo」「povo」「LINEMO」の新料金プランに加え、「楽天モバイル」「格安SIM」と比較してきましたが、いかがでしたか
大手3社の新プランは、オンライン手続きと最小限のキャリアサービスなので格安SIMとほぼ同じですが、安定した通信回線を格安な料金で使えるメリットがあります。
毎月7,000円~10,000円近く携帯代を支払っている人は、この機会に乗り換えを検討するべきでしょう。
以下、それぞれの特徴と公式サイトへのリンクを貼っておきます。
- 海外でも無料で使いたいなら:ahamo公式サイトへ
- 220円/24時間データ使い放題:povo公式サイトへ
- LINEカウントフリー&スタンプ使い放題:LINEMO公式サイトへ
- 20GBは最安値、楽天ポイントも活用したい:楽天モバイル公式サイトへ
月額料金はほとんど変わらないため、上記の特徴をしっかり理解し、あなたに最適な料金プランで賢くお得に生活しましょう。